CorelDRAWでWebtoon風の縦長画像を作るには?

CorelDRAW WEBTOON縦長の画像を作ろう

スマホ時代にぴったりの漫画&ビジュアル表現

近年、漫画やイラストをスマートフォンで楽しむユーザーが増えており、縦スクロール形式の「Webtoon(ウェブトゥーン)」が世界的に注目を集めています。 韓国発のデジタル漫画文化として知られるWebtoonは、画面を上下にスクロールして読む構成が特徴で、LINEマンガやピッコマなどでも採用されています。

CLIP STUDIO PAINT、KRITA、アイビスペイント、GIMPなどのイラスト・漫画作成ソフトでも対応されていますが、CorelDRAWでも十分に制作可能です。

この記事では、CorelDRAWでWebtoon風の縦長画像を作る方法や、制作時のポイントについて分かりやすく解説します。

Webtoon風画像はこんなシーンで使える!

  • SNS投稿用のストーリーマンガ
  • 商品紹介やチュートリアルの縦長ビジュアル
  • LP(ランディングページ)内でのストーリー展開
  • スクロール型のPR素材・広告用漫画 など

「縦に流れる」ことで、視線を自然に誘導できるのがWebtoon形式の強みです。

ライカちゃん

WEBコンテンツや漫画のように、スマホを使って
縦長の情報を読むことに慣れている人が多い

CorelDRAWでのキャンバス設定

まずは、縦スクロール画像に適したキャンバスを設定します。

  • 単位:ピクセル(px)に設定
  • 幅(W):800〜1080px程度(スマホ画面幅に合わせて)
  • 高さ(H):4000px〜10000px以上もOK(必要に応じて)
セッカちゃん

厳密なサイズはないが、縦長の画像をつかうアプリや
サービスを確認しておくと安心じゃな。
ちなみにこの記事のアイキャッチ画像は「1200×630ピクセル」
のサイズを使っておるぞ。

セッカちゃん

縦長の画像の目安として
比較的短いストーリーだと、およそ
幅1000×高さ5000ピクセルくらい。

💡縦に長いドキュメントを作る場合は、ページサイズではなく「カスタムサイズ」の用紙設定を使うのがおすすめです。

CorelDraw Webtoon縦長の画像の新規作成画面 カスタム様式とサイズの入力

↑ 縦長のページが表示されました。
もしサイズの変更をしたくなった場合、いつでも調整できるので安心です。

↑ 新規ドキュメントから作成する場合 → 「カスタム」 レイアウトのサイズを入力します

CorelDrawページレイアウトをページサイズから調整

↑ 既存のドキュメントのレイアウトを変更したい
メニューバーから「レイアウト」を選択 → 「ページのサイズ」を選択します。

Webtoon風画像を作る際の注意点

✅ 情報は上から下へ流れるように配置

スマホの縦スクロール動作に合わせ、視線誘導がスムーズになるように順番を意識しましょう。

✅ 日本の漫画との違いに注意(海外向けにも対応しやすく)

日本の漫画Webtoon形式
コマ割り重視・見開き構成1コマずつ縦に配置される
右から左に読む・縦書き左から右に読む(英語圏想定)
複数ページで構成1枚の縦長画像で構成される
印刷ものはモノクロが多い基本的にオールカラー

吹き出しやテキストも、横書き・左から右に読む形式をベースにすると、海外読者にも読みやすい作品になります。

✅ コマ割りやテキストのバランス

  • コマの間隔(スペース)を広めにとると見やすくなる
  • 効果音やセリフは詰めすぎないのがコツ
  • 背景を活用して、縦の流れを自然につなぐ

💡 コマが明確に分かれていない「シームレスな流れ」もWebtoonではよく見られます。

✅ ページにガイドラインを表示させたい

CorelDraw WEBTOON制作時に、必要に応じてガイドラインを表示させることも可能

Webtoon画像のように、縦のサイズが長すぎてイラストやテキストの位置やバランスが取りづらい場合は、「ガイドライン」を使うと効率的です。ガイドラインは線種や色を設定したり、複数本表示させることもできます。

画像の書き出し(エクスポート)

完成した画像は、以下のように書き出しましょう。

  • 形式:PNGまたはJPG(画質とサイズのバランスで選択)
  • 解像度:72~150dpiで十分(Web表示前提)
  • 1枚に収まらない場合は、長さごとに分割してもOK

投稿先のプラットフォームによって推奨サイズが異なるため、必要に応じて事前にチェックしておくと安心です。

生成AIを活用したWebtoon制作のアイデア

1. AIで背景イラストを自動生成する

時間と労力がかかる背景や小道具は、画像生成AI(例:DALL·E、Stable Diffusion、Midjourneyなど)で制作。

商用利用可能な設定で作成すれば、Webtoonの演出を補完する素材として使えます。

💡たとえば、「夜の近未来都市」「学校の教室・俯瞰視点」など、複雑なシーンも数秒で!

セッカちゃん

ちなみにこのコンテンツは、みてのとおり
オリジナルの手書きじゃな。

2. AIでキャラのセリフ案・演出を考えてもらう

キャラのセリフや物語の展開に迷ったときは、会話型AI(ChatGPTなど)に相談してみましょう。

  • 「主人公が敵と再会するシーンのセリフを考えて」
  • 「青春ドラマ風の感動セリフを5つ挙げて」など
  • ネームの補助やキャラの性格ブレ防止にも使えるのがポイントです。

3. AIでストーリーの流れを設計(プロット生成)

「物語全体の起承転結をどうするか」に悩む場合、AIに要素だけ渡してプロットを提案してもらう方法もあります。

例:

「恋愛+タイムリープ+高校生+ギャグ要素あり」のWebtoon風プロットを考えて

→章ごとの構成案が出てきて、「テンプレートから外れたオリジナル」を練るきっかけに!

ライカちゃん

インスピレーションを得て
もっといいストーリーが生まれるかも!

4. AIアバター生成でキャラビジュアルの叩き台を作る

  • キャラの顔や服装デザインをAI画像生成で試作
  • 表情バリエーションや別コスチューム案なども一気に確認できる

→自作のラフと組み合わせれば、作画スピードUPやチーム制作にも便利です。

SNSとの相性も抜群

SEKKACHAN interval

Instagramのストーリーズやリール

TikTokで「Webtoon風スクロール動画」

PinterestやX(旧Twitter)でのプロモーション

など、SNSでの露出を想定して縦長画像を設計すると、バズる可能性も高まります。

従来の漫画制作とは違い、AIの補助をうまく取り入れることで、より短時間で高品質なWebtoonが作れるようになりました。

CorelDRAWでもWebtoonは作れる!

CorelDRAWは印刷物のレイアウトに強い印象があるかもしれませんが、スマホ時代に対応した縦長Webコンテンツの制作にも対応可能です。

Webtoonの制作に慣れてくると、

✅ ストーリー性のあるLPやチュートリアル

✅ SNS投稿用の魅力的なコンテンツ

など、幅広いビジュアル表現ができるようになります

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