Home Design 3Dを使えば、家の間取りや外観のデザインが驚くほど簡単に作れます。また、駐車場や敷地の形状も自在に調整できるため、リアルな設計が可能です。
建物やインテリアのデザインも簡単
このツールでは、3Dモデルを用いて、建物や家具などのレイアウトを直感的に配置できます。完成したプロジェクトはエクスポート可能で、他のアプリケーションやアニメ・イラストのトレースにも活用でき、応用の幅が広がります。
完成したデザインの共有も可能
プロジェクトを仕上げたら、スクリーンショットを簡単に保存・共有できます。自分のデザインを友人やクライアントと確認しながら進められるのも魅力です。
新しいプロジェクトを作成する
Home design 3Dを起動したら、画面左上のメニュー(三本線のアイコン)を選択します。
プロジェクトの作成
Home Design 3Dを起動し、画面左上のメニュー(三本線のアイコン)から「+新しいプロジェクト」を選択します。
画面レイアウト
メニューを非表示にしたい場合は、左上の「←」ボタンで折りたたむことが可能です。これで作業エリアが広くなります。
土地(敷地)の作成
土地メニューは、敷地(用地など)の大きさや形状を作成するツールです。
画面上にあるメニューから「土地」を選択して土地の形状を作成します。
2Dと3Dの視点切り替えは、右側の「2D」または「3D」を選択します。
上の図のように、グリッドが表示された状態が2D画面になります
画面上に磁石(磁性・スナップ)、寸法記入、複数選択の機能がありますので、必要に応じて切り替えます。
土地形状の設定
マウスを使って範囲を指定すると、敷地の形状を描画することができます。
マウスを使って適当な位置を選択すると、横と奥行きのある土地が作成されます。
下の例では横2.36m×奥行き2.74mの土地(面積は6.50m2)ができました。
寸法とスナップ機能
作業エリアの右側に表示される「磁石」アイコンでスナップ機能をオンにすると、土地の角が直行するように配置されます。
四隅にある青い円は、ドラッグアンドドロップで移動することができます。
磁石(スナップ)機能をオンにしておくと、移動したいコーナーが他のコーナーと直行する位置に配置することもできます。
例:幅12.0m×奥行き8.0mの土地を作成し、青い円をドラッグして土地の各コーナーを調整します。
コーナーを追加したい場合
土地に複数の折れ点を追加したい場合は、線を選択し「角度」機能を使用します。上の図のように斜めになっている土地を再現することもでき、土地の面積も自動的に計算されます。
なお、実際にお住いの土地を巻き尺などを使って測定しHOME DESIGH 3D上に再現することも可能です。
部屋を作成する
先ほど作成した土地の上に、部屋を作ります。
「部屋」という名称になっていますが「間取り」と捉えた方が分かりやすいかもしれません。
上のメニューから「部屋」を選択し、マウスで適当なサイズを選択します。
部屋の配置
部屋の名前を変えることもできます、今回は日本語入力が上手くいかなかったため「WORK」部屋に修正してみました。
壁の調整
壁を平行移動したいときは、壁を選択すると矢印が表示されますので、お好みの位置(寸法)になるように調整します。
日本の建築基準では、900mmごとに10mmの余裕を持たせるため、寸法を微調整する際にこの基準を参考にすると良いでしょう。
ここまでの状態を3Dビューに切り替えてみると上の図ように、作成した部屋の壁に厚みと高さが表現されています。
壁の厚さや高さを編集することも可能です。
壁を追加(デバイダ機能)
デバイダ機能は主に壁や区切りを作成するツールです。
デバイダ機能
部屋の内部に追加の壁を設ける場合は「デバイダ」を使用し、配置したい位置を選択するだけで簡単に壁を追加できます。
アーキテクチャ 建物の構造調整
「アーキテクチャ」とは、建物の構造や外観に関わる基本要素を指します。Home Design 3Dにおけるアーキテクチャ機能には、次のような主要項目が含まれます:
- ドアと窓:出入口や採光のための窓を配置し、必要に応じてサイズや位置を調整できます。
- フェンスとゲート:敷地を囲むフェンスや門を追加し、境界線を視覚的に表現します。
- 柱と梁:建物の強度やデザインに合わせて、柱や梁を設置できます。
- 屋根:家全体を覆う屋根をデザインし、外観を完成させます。
- エクステリア:フェンスやポスト、外灯など、屋外の装飾要素を配置します。
これらの項目を活用すると、リアルな構造がデザイン可能になり、住宅の設計イメージがより具体的になります。
ドア・窓・フェンスの追加
「アーキテクチャ」機能で、建物にドア、窓、フェンス、ゲート、屋根などを設置します。これにより、出入り口や採光の配置を自由に決定できます。
2Dまたは3Dビューで、玄関や部屋の出入り口や窓を加えていきます。
アーキテクトオブジェクトごとに、位置やサイズを修正することができます。
オブジェクト 家具の配置
オブジェクト機能は、お好みのオブジェクト(家具)を自由に配置することができます。
基本的な家具の配置
ベッド、照明、机、樹木など、さまざまな家具やオブジェクトを「アイテム」から選択し配置します。室内や屋外のインテリアを詳細に作り込むことが可能です。
オブジェクトの編集
配置したオブジェクトのサイズや位置も、オブジェクトごとに調整可能です。
テクスチャの追加
テクスチャの種類
壁、床、外壁などの素材にテクスチャを追加して、デザインをさらに豊かにします。壁紙、木目、レンガ、タイル、草、石、布、レザー、自然の模様など多様なテクスチャが選べます。
詳細なテクスチャ編集
例:窓枠の内枠・外枠、ガラス部分など細かな部位ごとに異なるテクスチャを適用することもできます。
使い方は、テクスチャデータをオブジェクトにドラッグアンドドロップするだけです。
複数階や屋根の作成
2階建てや屋根の追加
Home Design 3Dでは、2階建て以上の家を作成できます。車やガレージを追加して、外観をリアルに再現することも可能です。建設工事用のソフトよりも軽量で扱いやすく、専門的な知識が無くてもすぐに使い始めることができます。
とくに建物のイメージパースや家具の配置を確認したり、スケッチやトレース、3D素材としておすすめです。
プロジェクトのエクスポート
ブループリント(図面)出力
プロジェクトを図面として「ブループリント」機能でエクスポート可能です。
これにより、詳細な設計図面として保存できます。
3Dデータのエクスポート
プロジェクトデータをFBXなどの形式でエクスポートすることで、他の3Dアプリケーションやアニメ、イラストのトレースにも活用可能です。
このように、Home Design 3Dを使えば、細部までリアルに構築し、他のツールと連携して幅広く活用することができます。
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